「外国で事故・災害あったけど日本人はいなかった」の報道に物申す

 

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今回は幸いにも津波被害は少なかったみたいである。本当に幸いとしか言いようがない。しかし、私はずっと前から思っていたことがある。例えば、諸外国の旅客機事故や列車事故などがあると、こぞって日本のマスコミは「乗客に日本人はいませんでした」と報道する。確かにそうかもしれない。「親戚や知人が巻き込まれてたら、たまらん」と思う。

 

だけど、これ現地の人が聞いたらどう思うだろう?私の好きなバンドの一つに「The yellow monkey」がある。彼らは「JAM」という歌でこのことを痛烈に『歌っている』。

 

「外国で飛行機が落ちました ニュースキャスターは嬉しそうに 乗客に日本人はいませんでした いませんでした いませんでした 僕は何を思えばいいんだろう 僕は何て言えばいいんだろう こんな夜は会いたくて 会いたくて 会いたくて 君に会いたくて 君に会いたくて また明日を待ってる」 こんな歌詞だったと思う。この歌をはじめて聞いたのは高校生の時だった。すごく衝撃をうけたのをよく覚えている。

 

日本人がいなかったからなんだ?犠牲になっている人が『いるかもしれない』。その人たちにまずスポットライトをあて、報道することが報道人としての務めだと思う。報道は「予防」であってほしい。情報は身を守るために必須のアイテムだからだ。情報をいち早く得るためにはプロのみなさんの報道に頼るしかない。TwitterなどのSNSより確実で信頼できるからだ。プロのみなさんは「予防」するために動いてほしい。『私たち一般人では入れないところに入れるから』『情報規制されたら、情報の取りようがないから』この辺はプロでないと無理だ。

 

例えば、戦争や紛争・内戦を防ぐためにはどうしたらいいか。例えば、津波から身を守るにはどうしたらいいか。例えば、原発事故や原爆被害から身を守るにはどうしたらいいか。そのことを中心に報道してほしい。無意味な人を傷つけるだけのゴシップはもうたくさんだ。

 

追記:物申されたので一部変更しました。私の意見の解釈で「JAM」の意図する所が違ったりするのは、私の本意とするところではないので変えました。また、言葉尻を捉えて一つ一つ取り上げられるのもどうかと思い、変えました。「歪む」、「皮肉る」この辺は言葉尻で不快に思われたなら申し訳ないです。しかし、主張自身は変えてないつもりです。よろしくお願いいたします。