”保活”の行動が私たちにもたらしてくれたもの

 

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jukennsei.com

  最近”保活”という言葉がすっかり浸透してきていますね。大変だと思います。子どもを連れて国会前まで行くのは凄いとは思うけど、私にはできません。

 

 「デモという形にはしたくなかった」と当事者の方はおっしゃられています。ただ、悪い形で政治的に利用されちゃいましたね。政治的な論争の種にしないためにも、より実効性のある政策を期待したいです。安倍首相は言いました。「政権交代前の倍のスピードで受け皿づくりを進めている。欠かせない保育士の待遇改善にも取り組みたい」と。

 

 ざっとこういう関係のブログの主張は「とにかく声を挙げ続けてください」「首長に行政不服申し立てをしましょう」「議員と仲良く」etc…。

 

 でも、こんなエネルギーどこにあるの…?そんな時間どこにあるの…?私の体力・気力のなさかもしれませんが、子どもが帰ってきて夕食の準備をし、食べさせて、風呂入れて、寝かしつかせる…。働いているのならなおさらでしょう。こんなブログや情報をみる機会・時間は皆無だと思います。

 

 だから、近くの保育園を希望するのでしょう。少しでも自分の負担を減らすために。ただ、「地域住民の反対」によって建設ができない状態(特に都心部)であることも理解しておいた方がいいでしょう。実際世田谷区だったかな?「子どもの声は騒音」という判断もでてますし。保育園には騒音防止のための高い壁ができるんですよ。異様な光景だと思います。

 

 しかし、”保活”が大きく取り上げられたことによって、今の社会構造がどうやらおかしいということに気付いたのはいうまでもありません。「保育園落ちた。日本死ね!」もあながち間違ってなかった、むしろ本質だったのかもしれませんね。

 

 今の政府を完全否定するわけではありませんが、介護・育児という意味で政府は「在宅でやってください」を推奨しています。極論をいうと「親と住むことを前提にします。NISAや3世代同居推進!」んな無茶な。1億総活躍社会・介護離職0を掲げながら、一番しんどいところに蓋をしているようにも思います。財源ないのは知ってます。経済が回らないと社会保障にもお金は降りてきません。経済>社会保障なのは、私はもう仕方ないと思っています。だって経済<社会保障だと、日本が破綻してしまうもの。

 

 だから、何にお金を使うのかをはっきりしましょう。育児・保育に重点を置くのか、介護・医療に重点を置くのか。両立できるなら越したことはないけど、欧州(特に北欧)は前者に重きを置いて成功しているようにも見えますけどね。人口は確実に減っていきます。安倍首相の言葉を借りるなら、「過去の過ちを精算し、未来志向で次世代に引き継いでいかなければなりません」。

 

 ご精読ありがとうございました。